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海に生きる、海を守る- 東京湾に暮らす男たちの心意気
2023-10-21 21:19:18

昨年に続いて今年も、羽田空港東側に人工的に造成した羽田沖浅場で漂着したゴミを拾う東京湾に暮らす男たちの姿があった。


この周囲約8kmにわたり人口的に造成した羽田沖浅場は、多種多様な魚介類の生息海域とされ、この浅場こそ江戸前の豊かな海を守るため重要な役割を果たしている。しかし、広い浅場には残念ながら日々多くの漂着ゴミが打ち上げられ、江戸前の豊かな羽田沖を守るため東京湾遊漁船業協同組合のこうした活動が継続されている。




東京港は、江戸時代から沿岸部の埋め立てが盛んに行われ、ご存知のように江戸という街は徳川の世になり急増する住民(武家や町民)の居住地をつくるため日比谷入江を埋め立て、さらに隅田川の東岸側を埋め立て今では下町と親しまれるエリアが作られてきた。以降、現在まで多くの埋立地が次々と誕生し、特に戦後の高度経済成長期東京港修築工事によって港湾エリアが拡張され、さらに物流機能を拡張させるため大井コンテナ埠頭・青海コンテナ埠頭が造成され、都市部の開発から発生する土砂を埋立材や盛土材として活用してきた。
そして、羽田沖が埋め立てられ国際空港として利用されている。


日々変わる海「東京湾」。この海に生きる東京湾遊漁船業協同組合では2001(平成13)年から、この羽田沖浅場の清掃活動を継続している。しかし、1年開催が遅れた世界最大級のスポーツの祭典による警備規制や新型コロナウイルス感染拡大…等の影響から、2016(平成28)年の活動を最後に、5年ほど活動自粛を余儀なくされていたが、昨年6年ぶりの清掃活動に続き今年も清掃活動を計画・準備を進め、その清掃活動当日に小社も同行させて頂くことができました。


【東京湾遊漁船業協同組合ウェブサイトより】
2023年5月23日、昨年に引き続き、今年も羽田沖浅場の清掃活動を行いました。
羽田沖浅場は、羽田空港の拡張と共に湾奥の海の生態系を維持するために造成された空港東側一帯に伸びる人工的な浅場です。東京湾遊漁船業協同組合では、2001(平成13)年より、この浅場に漂着するゴミ類の清掃活動を実施しています。2020年開催予定だった世界最大級のスポーツの祭典による水域制限やコロナ禍により2017~2021年の間は清掃活動が実施できませんでしたが、昨年にようやく活動を再開し、今年も実施することが出来ました。
当日は、あいにく本降りの雨となりましたが、午前8時に大田区平和島「まる八」桟橋を出船し、午前8時半に羽田沖浅場に上陸。組合員・スタッフ総勢40名で清掃活動を行いました。昨年に比べると車のタイヤなどの大きなゴミが多くありました。雨脚が強くなったため、午前10時半には帰港となりましたが、90ℓゴミ袋で85袋を回収し、東京都の清掃船に運び入れて清掃活動は終了しました。


また、自主処理回収で桟橋に持ち帰ったペットボトルは70ℓゴミ袋で50袋になりました。
空港周辺の羽田沖は東京湾奥の江戸前の海として、あらゆる水生生物が棲息する海であり、釣り場として大切な場所です。そのため、私たちはこの豊かな海を守り育てる一助となるよう清掃活動や稚魚放流を継続して参りたいと考えています。


釣り人が船から見る東京湾とは別世界と言える浅場の現況、漂着するゴミは大きさも姿も多種多様、その量にも驚くばかりである。羽田沖浅場の清掃活動、僅かな人手と僅かな時間であっても拾い集められたゴミは想像以上の結果であった。
東京湾全体、回収されずに漂うゴミの量を測る術はないのだが、果てしない量であることはカンタンに想像もできる。ゴミ清掃車は果たして何十台も何百台も必要なのだろう・・・。

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D.Y.F.Cの歴史は、40余年。会員のお子さんにとって「その人生で最も感性豊かなときに、かけがえのない体験を」、そんな思いからダイワヤングフィッシングクラブは1976年に発足しました。この当時、コミック界では異色な釣りマンガが少年コミック誌で連載がはじまり、たちまち一大ブームが起きました。それまで大人の趣味であった釣りが、日本中の子どもたちに注目されることになりました。
温暖化の影響で年々海水温が上がり、秋冬といっても海の中は夏の色が濃い状態が続いています。それでも台風や低気圧で徐々に水温が下がり、今年も間のなく待望のシーズンがやってきます。